迷惑メールを送信に利用されたメールサーバを特定する方法とプロバイダへの通報〉〉
大量のランダム生成メールアドレスにメールを送りつけるために、あて先不明などの返信も大量に発生して、プロバイダーや携帯電話会社のサーバーに不要な過負荷をかけて、サーバーダウンなどの深刻な事態を起こすこともあるのです。
そのため各プロバイダーや携帯電話会社の多くが対策を取るとともに、利用規約書内で、そうしたスパムメールの送信や法令違反行為を禁止しています。
もし、その契約者がスパムメールの送信及び法令違反行為を行ったことを証明することができれば、プロバイダーや携帯電話会社は利用規約書を盾に契約解除をすることができるのです。
スキルレベ ルの低いスパムメール送信者(スパマー)の送った迷惑メールについては、この方法は非常に効果的で、相手側の利用しているメールサービスを直接的に停止させることができます。
※ただし真にスキルのあるクラッカーと手を組んだスパマーは、この状況すら回避してスパムメールを送ってきます。代表的な方法は、ゾンビを利用する方法です。詳しくはゾンビとボットネットワーク対策》》を御覧ください。
具体的な方法を御説明いたします。
どのように停止迷惑メール現在送信されてくるスパムメールの多くは送信元の情報を偽装して送られてきているものが多いです。具体的には、実際にそのメールの送信に利用されているメールサーバー(メールアドレス)と送信元として通常表示されているメールアドレスは、別ものであることが多いのです。
これでは、「何処からきたメールなのか?」を特定することはできません。そこで必要なのが、メールヘッダと呼ばれる情報です。
◆メールヘッダ情報
メールヘッダ情報とは、簡単にいえばどのメールサーバーから何時何分にどこにメールを送信したのか?通常表示されるメールアドレスどれにするか?メールの返信先は何処にするか?といったような情報が記載 されているものです。
問題なのは、差出人やメールの返信先などの情報を改ざんしている場合が非常に多いということです。もしこの手の改ざんの行われている場合は、時にスパムメール送信者とまったく無関係の相手に返信メールが届くことになります。(多くの場合は宛先不明で戻ってくるメールからスパムメール送信がばれることを回避するために利用されます)
全国の保険トップ30クリップこの観点からも、スパムメールにむやみに返信することは避けるべきです。返信先の偽装が行われていない場合は、スパマーにメールアドレスが有効であることを知らせることになりますし、偽装されている場合はまったく関係の無い第三者にスパムメールの苦情を送ることになります。
新たなスパムメールの犠牲者を貴方自身が生み出すといえるでしょう。スパムメールに返信することは絶対に止めましょう。
※もちろん記載されているURLにアクセスすることもしない方がいいです。
◆メールヘッダを見る方法
PCメールの場合:
PCメールアドレス宛てに送られてきたメールのヘッダ情報を見ることは比較的簡単にで� ��ます。
Outlookの場合は、メールを選択した状態で、ファイル〉プロパティ〉 詳細で表示されると思いますが、その他のメールソフトの設定については、メールソフトのヘルプをご覧いただくか、メーカーまでお問い合わせください。
携帯電話の場合:
携帯電話に届いたメールのヘッダは、通常貴方の携帯電話には送られてきません。これは、普通は必要のないヘッダ情報を見るためにデータ受信料を支払うことの無いように配慮された結果です。
しかしながらスパムメール対策を考える上では、ヘッダ情報は重要な情報です。現在多くの携帯電話事業者が設定をウェブ上で変更することで、ヘッダ情報もメールと一緒に送信してくれるようになっています。
※ただし設定する前のメールに関しては、すでにヘッダ情報が削除されているので見ることはできません。設定後に送られてくるメールに対して有効となると思います。
ドコモの場合は、iMENUにアクセスして、オプション設定〉メール設定〉■メール受信設定の中のその他設定〉メールヘッダ情報受信設定、と進むことでメールヘッダ情報を送るように指定することができると思います。
※その他� �キャリアをご利用の方は、各契約会社にお問い合わせください。
◆メールヘッダ情報の利用方法
メールヘッダ情報を利用して、どのようなことができるのかというとメールヘッダ情報に記載されいる情報から、そのスパムメールを送信したメールサーバ管理者を比較的高い精度で特定することができます。
※偽装の可能性はありますが、全てのスパムが偽装されているわけでもないということですね
つまりどのようなメールサーバを経由してそのメールを送ってきたかをIPアドレスから判断し、相手の利用しているプロバイダーを特定して、プロバイダーに直接スパムメールが送られてきたことを通報することに利用できるということになります。
多くのプロバイダーはスパムメールや法令違反メールの送信禁止を規約の中で盛り込んでいますから、規約を盾にしてスパマーや違反事業者との契約を破棄することができるわけです。
ではメールヘッダ情報の何処の部分を見たら送信元のプロバイダーを特定することができるのか?長々と説明するよりも非常に便利なサイトがありますので、こちらをみなさんに御紹介します。
メールヘッダ情報から苦情先を提案してくれるツール〉〉
上記ツールの使い方の紹介ページ〉〉
※ここのウィンドウにヘッダ情報の全文をコピペすることで、苦情の申し立て先として適当なものを教えてくれるサイトです。IPアドレスからプロバイダーを特定・プロバイダー情報なども表示� ��てくれる優れものです。メールヘッダ情報から自分で特定するよりもわかりやすく使いやすいと思います。
このツール機能を使って送信元プロバイダーを特定したら、相手の利用しているプロバイダーに、ヘッダ情報とメール本文・このメールについてのコメントなどを書いてメールなどで情報を提供します。
プロバイダーの調査で利用規約違反者であることが確認されれば、プロバイダーはスパマーとの契約解除などの対策を取ることができるわけです。
※ただし信頼できる苦情先が見つからない場合は、メール送信しない方がよいと思います。
迷惑メール対策トップへ戻る》》
迷惑メール送信事業者への処罰、及び関係機関へ情報提供する方法〉〉
ゾンビとボットネットワーク対策〉〉
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